暗い路地で見かけた野良猫

暗闇の路地で月を見上げる猫

京して5年ほど経ったが、早朝に職場に向かい、夜遅く帰宅する日々

その日の下町の路地は、灯りも少なくとても暗かった

アパート直前の細路地の角を曲がると、猫が月を見上げていた

一瞬、何か見てはいけないものを、見た様な気持になった

「そう言えば、地元暮らしの頃、猫を飼っていた」と頭に浮かんだ

上京してから、ほとんどバイク通勤、アパートと職場との点の往復

猫が頭に浮かぶ事が全く無い生活をしていたのだ

気配に気付いた猫は、サッと暗闇に消えた

 

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